CAAD9-6日記

北摂をぶらぶら走ってるロードバイク乗りのブログ

鈴鹿へ

 カール(うすあじ)を常に備蓄してる我が家では、カールのニュースはけっこう衝撃でしたね。

そんなものを食べてるから痩せないんですが。。

 

今日は鈴鹿春spの日。

出る種目はアタック240。

8時間以内に240キロ走ってよっていう種目です。

実際には240キロではなく232キロなんですが。

 

今日のために年始にウインターエンデューロに出てみたわけですが(リタイヤしましたが)、その時の印象では『同じような風向きなら完走は厳しいかも・・』と思っていました。

なんせあの時は9周走るだけでもけっこうしんどかったですから。

で、前日に天気予報で風向きを確認すると、北西。ガビーン。

ウインターエンデューロの再現になりそうな予感。。

そしてその予感は現実のものに。

 

最初は夜に出て、サーキットで車中泊しようかと思っていたのですが、よく寝れないだろうと思い前泊することに。

仕事を振り逃げ同然で17時に終えて、なか卯で早めの晩御飯。

その後、名神新名神と走って鈴鹿へ。

 

泊まったのはスポーツマンハウス鈴鹿

 

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 こざっぱりした部屋でした。

隣接の公衆浴場が300円で使えました。

ジロが見逃せない展開になってきているものの、それを見ていたのでは前泊の意味が無くなるので断腸の思いで9時半就寝。

 

3時起床。

のそのそ用意。

この時間帯にTVを観ることってまず無いのですが、やたら通販番組をやっていてびっくり。この時間帯でも買う人がいるからやっているんでょうねえ。

おにぎりを二個食べて、入念に日焼け止めを塗って、5時出発。

意外にヒンヤリします。

宿からはサーキットまですぐ。

今回は運よくパドック駐車券も取れたので、サーキット内へ。

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 すでに車も人もわんさか。

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 とりあえず受付へ。

日東5000を購入していたものの、家に忘れてきたので安全ピンで。

その後、コース脇にあるソロの人用テントへ。

途中で飲み物を補給する場合に備えて、リュックに入れた2リットルのアクエリアスを置いておきます。

大半の人が何人かで交代しながら走る種目に出られるのですが、これだけチームジャージを着てる人が多いということはオーダージャージ屋さんは繁盛してるんじゃないだろうかとか思いながら辺りをブラブラします。

 

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いやしかしきれいに晴れています。

普段から拝見してるブログの人が(当然面識は無いですが)落車で大けがをした記事を読んで、雨ならDNSと思っていたのですが。。

これだけ晴れてしまっては怖いですが走るしかありません。。

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 いやしかしスゴイ数のバイクです。

いろんなバイクがある中にフレームにピアノのスタインウェイのロゴが入ったものを見かけましたが、詳細はナゾです。

皆さんめいめい大型テント等を持ち込まれて、手慣れた感じですね。

成績を考えずに大勢で交代して走るのが一番楽しそうな気がしますな(笑)

 

6時過ぎから試走開始。

今一度コースを覚えておくために、二周ゆっくり走ります。

今回はママチャリの人から、ガチで優勝を狙っている人までゴッタ煮状態で走るので、それはそれで緊張します。

試走の段階からすでに危うそうなシーンがちらほら。。

予定通り、ホームストレートから西ストレートまではけっこうな向かい風。

厳しい事になりそうです。

 

7時半に召集がかけられて、スタートは8時。

待ってる間が長かった。。そして暑かった。。メイタンガールからの応援って必要なんでしょうか。。

昨年一位だった方が前方にいて『おおっ!』と思いながら見てると、招待選手として参加されていた山の神が近くを通って行かれて再び『おおっ!』。

 

スタートはローリングスタートですが、自分は今日は安全第一なので、車間を開けながら。

ドンドコ後ろに行ってしまいますが仕方ありません。

逆に前に上がって行けるようなスキル&脚も無いですし。

 

3~4周ほどすると比較的走りやすい状態になってきて一安心。

周回ごとに人の密度の濃い薄いが発生するのですが、6周目くらいのデグナーでけっこうな密度に。『気をつけんと』って思ってたら自分のすぐ前で落車発生。

その直後に自分の真後ろでパンクする音が。

ホームストレートに入った時に前の人が斜行して隣の人に接触。接触された人は押し返して耐えてました。

安全に走ろうと思うと速い集団内に居るしかなさそうです。。

序盤は救急車の音も頻繁に聞こえてました。

 

序盤は気が張っていてわかってなかったのですが、8周目あたりからなんだか脚が疲れてきて焦ります。

まだ50キロほどしか走っていないのにコレではこの先ヤバいなと思い、ちょうどS字での落車処理のためにニュートラルになったのを機会にペースを落とすことに。

じょじょに脚の合う集団も減っていき、単独で走ることが多くなってきました。

スプーンカーブに入る前の西ストレート最後の坂がじょじょにきつくなってきます。

6パーくらいのなんてことない坂なんですが、それがきつい。

考えてみれば、堀越をゆっくり登ればなんてことない坂ですが、40本登ったらゆっくりでもしんどいですもんね。

 

20周した時点で『まだ半分か!』と思い愕然とします。

しかしながら前泊までして来ているので、何としてでも完走はせんとイカンと思いながらエッチラオッチラ走ります。

昼からは4時間の種目の人達がいなくなって、もはや自分の脚では頼れるものは何もナシ。

そんな中でも同じ種目の人でもけっこうな速度で駆け抜けていく方もいて、『何であんなに走れるんやろか』と思いながら自分の遅さを実感。

いやしかし、ホームストレートからスプーンまでが毎周回ホンマのホンマに苦痛。

ホームストレートは余裕で20キロ以下。

午後からはさらに風がきつく、S字では突風にあおられて二度ほどヒヤっとしました。

シャマルの自分ですらこの状態ですから、ディープの方なんかはけっこう影響を受けたんじゃないですかね。

 

27周目あたりでボトルが空になったので、リュックのアクエリアスを補給して即出発。長く停まると走るのがイヤになるのでw

 

心配していたトイレ問題ですが、終盤に少し尿意を感じてきましたが問題なく我慢できましたのでトイレには行かず。

スタート前は三回くらい行きましたが。

 

補給はジェルフラスク2つにスポーツ羊羹3つとどら焼き1つを持って行きましたが、結局ジェルしか摂取せず。

 

最後の5周くらいはもうボロ雑巾のような有様で、這うような速度で頭の中で残り周回だけをカウントしながら走ります。

登り部分は人様に見せることができんような体たらく。

命からがらラストの周回を走って、周回数確認のテントに行って『40周ですよ』と言われた時はホント嬉しかった。

 

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 計測チップを返却して、完走証と完走Tシャツをもらってからヨロヨロ車へ。

顔を見ると汗の結晶がすごくて白いまだら模様になってました。

着替えて缶コーラを飲んで16時にサーキットを出発。

高速に乗る手前で、アクエリアスを入れたリュックをコース脇に忘れたままだったのを思い出して、再度サーキットへ。

無事見つけて、甲賀土山のSAで中国人団体に囲まれながらちゃんぽんを食べて帰宅。

まあ、内容はアレでしたがひとまず完走できたということで嬉しかったです。

いやしかし速い人はナンボでもいるなというのが今日の感想。

自分もこれをバネに地道に頑張ろうと思います。

 

本日の走行距離 230.17キロ

平均気温 27.6度(昼からは暑かった)

獲得標高 2240メートル(けっこうのぼってますなあ、ササリ往復と変わらんくらい)

平均心拍 146bpm(ちなみに最高は177bpm)